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雑学・実用知識

診断書を偽造してもばれない?問い合わせされたらどうなる?

2020/07/11

悩む男性のねんど人形

体調不良やインフルエンザで、
会社を休もうとしたら、

「診断書もらってきて」

と言われた。

でも、さまざまな事情により、
それは難しい(もしくは面倒)。

そういえば…
診断書を偽造するっていうのは、
どうなんだろう?
ばれないんじゃないかな?

…なーんて、
考えたことがある人、
案外いるんじゃないでしょうか。

診断書をとるのにも、
お金や時間がかかりますからね。

「実際のところ、
ばれる?ばれない?」

「病院に問い合わせされた場合、
病院側はどう回答するの?」

「ばれたらどうなる?」

これらは気になるところ!

この記事では、
そんな疑問に対して回答していきます!

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最初に断っておくこと

まず大前提として、
「診断書の偽造は犯罪です」

有印私文書偽造罪(刑法159条)
偽造私文書等行使罪(刑法161条)

抵触する可能性もある
してはいけない行為です。

当記事はあくまでも、

「ばれないかどうかと、
ばれた場合、どうなるか」

という好奇心を、
危ない橋を渡らず満たすための記事であり、
診断書の偽造を
推奨しているわけではありません

ばれないかどうかは〇〇と××で決まる!

診断書偽造がばれないかどうかですが…

結論から言うと、

「ばれることも、ばれないこともある。
偽造した診断書の出来栄えと、
会社側が疑うかどうか次第」

です。

まあ、病院の印鑑まで
しっかりと偽造しておけば、
ばれないことが多いのですが…
ばれてしまった例もあります。

バレるときはだいたい、

もともとその従業員に不信感がある

 ↓

診断書を見て、
偽物ではないかと強く疑う

 ↓

本人を問い詰める
 もしくは
診断書を発行した病院に問い合わせる

という流れになるようです。

では、それぞれの段階について、
もう少し詳しくみていきましょう。

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会社がその従業員に不信感を抱くときって?

会社が従業員に
疑いを抱く理由はいくつか考えられます。

よくある理由は、

・単に上司が人を信じられないタイプ

・不真面目、欠勤が多いなど、
もともと勤務態度が悪い従業員であるケース

・連休明け、気が重い業務がある日など、
疑わしいタイミングで欠勤した場合

などです。

診断書の偽造を疑うキッカケは?

その従業員自体への不信感はなくても、
診断書自体の出来栄えのせいで、
偽造を疑われることもあります。

強く疑うキッカケなりやすいのは、
以下のとおりです。

・病院の印鑑が押されてない

・書かれている診断内容が、
素人っぽい表現

・PCから出力した文字のみで、
手書きの部分がなかった。

・以前に別の従業員が、
同じ病院から診断書をもらったことがある。
そのときの診断書と様式が全く違った

聞くところによると、

「バカにしてる?」

と言いたくなるほど、
適当な偽造診断書を
提出してくる人もいるそうです^^;

病院に問い合わせされた場合どうなる?

さて、会社側が、

「この診断書はあやしい」

と強く思った場合…。

本人に問い詰める場合と、
診断書に書かれている
病院へ問い合わせる場合があります。

特に気になるのは、
病院に問い合わせされた場合。

病院側はなんと回答するのでしょうか?

「患者に対する
守秘義務っていうのがあるんでしょ?
大丈夫なんじゃないの?」

と軽く考える人もいるかも知れません。

しかし実際は、
病院に問い合わせされた場合、
高確率でばれます

そもそもあなたが、
その病院にすら行ってない場合。
病院にとって、
あなたは患者ではありません

またNGなのは、
「誰がいつ受診し、
どういう病気で、どんな処方をし、診断書を書いた」
というような個人に関する情報です。

なので個人が診断を受けたかどうか、
”その人に”診断書を発行したかどうか、
などは答えないのが普通ですけど、

発行してない場合に、

「昨日、当院でそういった診断書は発行していません」

と伝える病院は珍しくありません。

また診断書の形式について、

「うちの診断書は、
サインのところのみ手書きで、
印鑑は四角いもの、
用紙は少し厚めのA5用紙を使っています。」

と回答しても、
個人の情報に触れはしませんよね。

なので、
「守秘義務があるから、
万一、問い合わせされても大丈夫だろう…」

という考えは危険なのです。

診断書の偽造がばれると…?

診断書を偽造したことが、
ばれてしまった場合、
就業規則によって
何らかのペナルティが下される可能性が高いでしょう。

会社によっては、
クビになる可能性も否定できません。

仮に口頭注意のみで、
済んだとしても、

「文書を偽造するような従業員」

として認識されるため、
その後、居心地がかなり悪くなるでしょう。

またもし噂が広まれば、
周囲の人たちからも、
白い目で見られます。

「きっとばれないだろう…」

と考えてしまうかも知れません。

しかし実際に、
病院に問い合わせをされて、
ばれた人もいます

また診断書にはお金がかかりますが、
「会社に言われてとったもの」
なら費用を請求することもできますし、

はっきりとした病状がなく、
「体がだるくて、
気持ちもずっと沈んだままだ」
くらいの内容でも、
診断書を書いてもらえます。

なので診断書を偽造し、
ばれないかとドキドキするよりも、

病院に症状を強く訴え、
書いてもらったほうが良いでしょう。



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